ブッダと仏教

ヨガに出会ってかれこれ12年が経つ。

その12年の中でヨガを通して出会ったものも多い。

アーユルヴェーダ、仏教、ブッダ。

中でもブッダについては、自分の思想、生き方に大きく影響している。

 

ブッダに初めて触れたのは手塚治虫の「ブッダ」だった。

そのころはまだヨガの世界にも入っていないころで、

ただ、敬愛する手塚先生の長編として、そして良作として読み感動をした。

それから数年、ヨガを通して仏教に触れ、改めて「ブッダ」を読み、もっとブッダを知りたくなった。

そして自分は仏教よりもブッダの教えに強く引かれていった。

そういうと誤解を招きがちだが、仏教にもいろいろとあり変化をしている。すべてがブッダの教えとは限らない。

自分はブッダの教えはもとより、悩み苦しみ、それでも人に真理を伝え、

悟りを開いてから40年以上も旅を続けた、ブッダの生き方が人間らしくて好きなのだ。

だから、自分の思い描く神的な存在の「仏様」とブッダを同一化することがなかなか難しい。

それほどにブッダは知れば知るほど生身の人間らしく、身近な存在だと思える。

 

ブッダに関して学んだのは、ほぼ中村元先生の著書である。

この方もまた自分が尊敬する人物の一人。

そんな先生の生前の姿を先日発見した。なんともありがたいことだ。

そして最後に紹介するブッダの言葉に、再び胸を打たれた。