脱プラライフの第一歩に! ミツロウのエコなラップ
コットン100%の生地にミツロウを染み込ませたラップです。マヌカハニーで有名なニュージーランドやオーストラリアではポピュラーなエコアイテムで、1年ほどは繰り返して使えます。手の温度で食器に容易に密着させることができ、サンドイッチやおにぎりを包むのにも最適です。ミツロウは食用に使われることもあり、若干の殺菌作用もあるので食品を直に包んでも安心です。私たちのミツロウラップでは、国産の純度100%の十勝養蜂園(上士幌町)の蜜蝋を使用しています。
私には2人の大切な親友がいて、共にニュージーランドに住んでいます。昨年(2018年)も彼女たちを訪ねて1ヶ月ほど滞在しました。手つかずの雄大な大自然が魅力のニュージーランドでは環境問題に関心のある人が多く、様々な取り組みも行われています。
そんな中で「すごい」と感じたのが、すでにプラスティックバッグを使用する店鋪が無いということ。ショッピングバックの持参は当たり前で、コットンバッグを使い回す「ブーメランバッグ」というシステムもマーケットなどで使えます。
そしてラップの代わりにミツロウラップを使ってる家庭も非常に多く、すっかり生活に溶け込んでいると感じました。親友の4歳の娘が通うプレスクールでは、ミツロウラップのワークショップをするほどで、学校でも環境問題を意識した教育をしているようです。
私は自分が住む十勝の大自然をこよなく愛しています。長年のプラごみ排出により、もしも周りの川や湖、海の魚、森に住む動物たちがプラスティックを食べて苦しんでいたり、土壌が汚染されて植物に悪影響が出ているとしたら、これ以上その現状に加担するのは避けたいです。人間が作り出している環境汚染は自らで解決するのが当然であり、私たちにしか解決ができないということも痛感しています。
そこで脱プラライフの第一歩として、ミツロウラップの普及を実行しようと考えました。
2018年に中国が日本のプラごみを引き受けなくなった以上、今後は膨大な量のプラごみ処理で苦労することは明確でしょう。私は子供を持っていませんが、子供や孫を持つ方々にはこのプラごみ問題をもっと身近に感じていただき、自分の子供の将来を見据えて、できるところから少しずつ脱プラ生活に取り組んで欲しいと願います。
ミツロウラップは通常のラップに比べると不便な点もあり、最初は使いづらいかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。数十年前は今より遥かに不便な生活で、先代たちは経木(木の皮)や竹の皮に食品を包んだり、缶で海苔などの乾物を保存して生活をしていました。もしもその時代にこのミツロウラップが登場していたら、かなり画期的なアイテムだったはずです。現代の便利なラップに比べると、ミツロウラップは少々不便かもしれませんが「ゴミを出さない」という点では、違う意味で優れたアイテムといえます。日本が誇る「もったいない精神」を今一度見直し、ごみを生み出す「便利な生活」を卒業し、ごみを作らない「使い回す生活」にシフトしていきませんか。
I wonder what is happening in here?「ここで何が起きているのでしょうか?」
ニュージーランドのプレスクールに置かれている水槽。
幼少期から環境問題を意識させるニュージーランドの教育を、
日本も見習う時期に来ているのではないだろうか。
使用法
●食器にかぶせて皿のふちを手で押さえながら包み、手の温度でミツロウラップを密着させます。使いかけの野菜などは包んで保存でき、またサンドイッチやおにぎりなどは包んで紐で結ぶかクリップなどで止めて持ち運びください
●使用後は水洗いか、洗剤で洗い、水気を切って乾かしてください
●粘度が下がってきたら、クッキングシートで挟んでアイロンをかけてください。それでも粘度が弱い場合は、ミツロウをふりかけてクッキングシートに挟みアイロンをかけてください
使用上の注意
●お湯では洗わないでください
●レンジの使用は不可です
●50度以上の食品には使用しないでください
ミツロウラップに関するご質問やワークショップの申し込みなどは、ページの右上メニュー「MAIL」よりご連絡ください
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